こんにちは。どんぐりです。
今日は先日読んだ本のレビューを書いていきます。
選んだのはこれ。
「農で起業する! 脱サラ農業のススメ」
新規就農者のバイブルですね。
この本が書かれたのは2005年ですので10数年前の本になりますが、参考になるところがたくさんありました。著者の杉山経昌さんは元々大手メーカーで技術者としてまた営業としてバリバリと働いておられた方。
そんな人が世界に入り、週休4日の悠々自適な農家を実現した、そんなお話です。
農業の世界はキツい、汚い、危険の3Kと言われていますが、これは本当なのかという疑問を持ち、それを覆した著者。本当にカッコいい。
ではどうやってこんな夢のような農業を実現させたのか。
楽しい農業のコツは「ゆとり」。
時間、予算、計画のゆとりがそれを可能にするとのことです。
経験を積まなければ、 農業は成り立たないのか?
「感覚」や「感じ」「雰囲気」のような曖昧な領域であった農業テクニックを、誰にでもできるようにマニュアル歌詞、ビジネス的シミュレーションによって、 成功に導く!
この本を読んで、はあーっと深いため息。
こんなことができるのか。
きちんと頭を使い、情報を使い、企業が普通に当たり前にやっている方法を農業に取り入れることで、これほどまでに効率化させることができるのかと。
- 水の量も、肥料の量も、収穫のタイミングも、全てカンや経験に頼るのではなく、
きちんと情報分析してベストな量やタイミングを見つける。 - 肥料や資材などを買うときには、必ず相見積もりを取る。
どれもこれも、普通の企業であれば当たり前の事ですよね。
でも農業ではこれまでそういうことをしていなかった。
つまり改善の余地がたっぷりとあり、どんどん良くなると言うこと。
しかもこれが、ジャバジャバと出される補助金に頼っていたら、改善しようという思考ができなくなるから、そんなものは断ってしまえという潔さ。
カッコイイの一言です。
自分もこういう農業がしたい。
そう強く思えた一冊でした。
新規就農を目指す方にはぜひ読んで頂きたいです。
ちなみに続編として
- 「農!黄金のスモールビジネス」
- 「農で起業!実践編」
も出版されています。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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